建築物の用途や設計によって、それぞれ適する工法は異なります。
武ダグループでは、品質の安定した施工をより広くお届けできるよう、多様な工法を採用しております。
低コスト、短工期、その他様々なお客様のニーズにお応えし、最適なプランをご提案いたします。
システム建築工法とは
低コスト・短工期で、品質の高い大空間を実現
- 工 場
- 倉 庫
- 大型施設
システム建築工法とは、建設に必要な部材や、設計~現場施工までの手順・工程をシステム化した工法であり、 「工場」「倉庫」など、大空間を必要とする鉄骨造の大型施設に非常に適した工法です。 建設にあたり必要となる検討事項や、使用する部材、細かな仕様が予め「標準化」されていることにより、 費用・工期・品質等の面で多くのメリットを得ることができます。
システム建築工法 | 在来工法 | |
|
費 用 |
|
|
工 期 |
約6ヶ月以上 |
|
品 質 性 能 |
|
部材の調達にかかるタイムロスも削減
常に安定した品質の施工が可能
武ダグループでは2つのシステム建築工法を採用し、それぞれの建築会に施工会社として登録。
各社の強みと武ダグループの対応力を掛け合わせ、施工主様のご要望にお応えしております。
横河システム建築工法
武ダグループ ×
横河システム建築
「yess建築」
yess建築は、システム建築業界でトップシェアを誇る株式会社横河システム建築が
長年培った鋼構造技術を活かして構築したシステム建築です。
自社専用工場での集中製作と一貫管理体制、独自開発された部材による合理的な設計
により、安定した品質を低コスト・短工期でご提供しています。
system① フレームシステム(骨組)
超高層ビルや橋梁で用いる高張力鋼材(SM490A)を用い、独自開発した特殊形状の骨組み材を形成。
必要鉄骨量を削減したyess建築独特のH形メインフレーム、C形胴縁・Z形母屋により建物の骨組みを構成し、
鋼製部材を少なく抑え、鋼材重量としては在来工法の60%~70%まで削減。
上記特長により現場の省力化、大幅なコスト削減を実現しながら、
強度を保った軽量化により最大無柱スパン60m、中間柱有りで最大120mの大空間を実現しています。
※豪雪地帯など、地域的な条件で制限される場合があります。
system② ルーフシステム(屋根)
5種類のルーフシステムから、地域の気候や建物用途に合わせた屋根仕様を選択可能。
自社工場で成型する防錆仕様のガルバリウム鋼板&断熱材のYマットとの組合せで、軽量で高断熱な屋根を実現します。
system③ ウォールシステム(外壁)
用途に応じた外壁タイプを複数用意。耐食性に優れたガルバリウム鋼板による壁材で、防火性能・耐火性能を得られる構造を備えています。また、カラーバリエーションも豊富なため、意匠性の高い倉庫・工場の建設が可能です。
system④ アクセサリー(仕様・構成)
yess建築では、お客様の様々なニーズにお応えする豊富なアクセサリーをご用意。
意匠・仕様・機能について、細かなご希望も是非ご相談ください。
日鉄物産システム建築
武ダグループ ×
日鉄物産システム建築
日鉄物産システム建築株式会社は、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカーである 日本製鉄株式会社を親会社とするシステム建築の専業メーカーです。日本製鉄グループ の製鉄技術をバックボーンに40年以上の経験を有し、年間270棟を供給する屈指の実績で 安心感・信頼感のあるシステム建築をご提供しています。
“3つの商品ラインナップ” で幅広く対応
日鉄物産システム建築では、階数、用途に応じて数々のメリットを備えた「Tio」「NEO」「TREO」の 3つの商品をご用意。お客様のご希望に合わせた商品をお選びいただけます。
規格性を追求した「Tio」
階 数 | 軒 高 | 桁行柱間隔 | 主架構構造形式 | 用 途 例 |
---|---|---|---|---|
平屋 | 10.0m以下 | 6.0m | ラーメンブレース | 工場・倉庫・店舗等 |
規格性と自由性を併せ持つ「NEO」
階 数 | 軒 高 | 桁行柱間隔 | 主架構構造形式 | 用 途 例 |
---|---|---|---|---|
平屋 2階建 |
12.0m以下 | 6.0m・7.5m | ラーメンブレース 両方向ラーメン |
工場・倉庫等 |
柔軟性を持つ自由設計の「TREO」
階 数 | 軒 高 | 桁行柱間隔 | 主架構構造形式 | 用 途 例 |
---|---|---|---|---|
平屋 2階建 |
16.0m以下 | 自由設計 | ラーメンブレース 両方向ラーメン |
工場・倉庫・事務所 店舗・スポーツ施設等 |
独自開発の “基礎システム”
基礎工事までシステム化されているのは、日鉄物産システム建築ならではの大きな特長。 地盤条件や建屋形状に合わせて独自開発した6種類の基礎から選択が可能です。通常の基礎工事に必要な型枠工・鉄筋工 などの専門工を必要とせず、大幅なコストダウンと工期短縮を実現しています。
“長年の歴史” と “日本製鉄グループ” の
確かな技術力
日鉄物産システム建築は、日本の大手鉄鋼メーカーであった「旧住友金属工業」が母体であり、システム建築の専業メーカーとして40年以上の経験と実績、鉄鋼メーカーをルーツとする屈指の技術力を有しています。 現在は日鉄物産グループの一員として、親会社である鋼材メーカー「日鉄物産株式会社」のバックアップにより安定した運営体制を築いています。 必要な鋼材は日本製鉄より安定供給されるため、部材調達の期間・品質の面でも大きなアドバンテージがあります。 この強みを活かして独自開発されたフレーム材は、高強度鋼を使用する事で強度を保ちながらの軽量化を実現。 必要鉄骨量削減によるコストダウンと、施工性の向上が可能となりました。
“多層階建築”に対応
2階建も安心のシステム建築
業界的にも「平屋」が多いシステム建築において、日鉄物産システム建築は2階建以上の多層階建築に対応しており、 実績も多く有しています。 例えば「1階を”倉庫”、2階に“事務所”を構える」など、多機能な建築物もフレキシブルにご提案することが可能です
“地域密着型” で全国対応可能
日鉄物産システム建築は全国の施工会社・設計事務所・特約店や商社が加盟する「日鉄物産システム建築会」を運営しており、北海道から九州まで1500社以上の会員とともに最適なソリューションを提案しています。 それぞれの地域に根付いた密接な対応により、お客様へ信頼感のある建築施工をご提供いたします。
スーパーフレーム工法とは
安心安全な性能を短工期で実現し、節税対策も可能
- 事務所
- 店舗
- 共同住宅
- 福祉施設
スーパーフレーム工法とは、「薄板軽量形鋼造(スチールハウス)」の建物を建築するための工法です。 薄板軽量形鋼造とは、木造枠組壁工法(2×4工法)と同じく、枠材と面材でできたパネルを組み合わせて壁・床・屋根を構成する構造で、枠材に薄板軽量形鋼を用います。 同じ壁式構造でも木材に比べると「軽く・強く・歪まず」、乾式工法であるため「工期が短い」など、 他の構造には無い様々なメリットを有し、1~4階建ての建築物に適用できます。
他構造との
比較における
優位性
躯体が軽量
建築物の重量は、2×4の木造と比較すると約6割、RC造と比較すると約3割まで軽減優れた耐久性
2×4の木造で使用される木材に比べ薄板軽量形鋼の強度は約1.8倍~2倍亜鉛めっきによる防錆・防食作用で、劣化にも強い
施工性の良さ
溶接・コンクリート打設などを伴わない乾式工法であり、工場生産のパネルを現地で組立てるプラットフォーム工法節税効果
他の構造に比べ、固定資産税の課税標準額が低く、固定資産税を低く抑えられるまた、他の構造に比べ減価償却年数も短く、一定期間法人税の低減に繋がる地盤へかかる負担が少なく、地震による建物への影響も小さくなります
木造の場合にみられる乾燥収縮によるねじれ・反り・割れなどの不具合も発生せず、経年変化に強いです
工場生産の割合が多く、必要な工種を減らせるため工期の削減が可能です
長期的な目線でコスト削減が期待できます
武ダグループでは、スチールハウスのフィールドにおいてNo.1のシェアを誇る日本製鉄株式会社の
「NSスーパーフレーム工法」を採用しております。
長年の研究による日本製鉄株式会社の確かな技術力と武ダグループの総合力を掛け合わせ、お客様の
ご希望を叶える施工をお届けいたします。
NSスーパーフレーム工法
武ダグループ ×
NSスーパーフレーム
「NSスーパーフレーム工法」は、日本製鉄株式会社が開発した薄板軽量形構造による 建築工法です。日本製鉄の鉄鋼技術により、建物の性能面を大幅に進化させました。 日鉄グループによる部材供給体制も安定しており、施工性の面でも優位性があります。 確かな技術力で業界トップシェアを誇る、安心・安全・快適なスチールハウス建築です。
高性能
1997年から技術開発を展開してきたNSスーパーフレームでは、1~3階建て構造・4階建て構造のそれぞれに おいて構造一般評定を取得しており、その安全性が立証されています。そのほか性能面でも様々な課題を克服し、安全で快適な建築として、進化・発展を続けています。
低コスト
薄板軽量形構造ならではの特性により、長期的な目線で他の構造では得られないコストパフォーマンスが 期待できます。
短工期
高い施工性で現場作業の負担を減らし、品質を保ちながらもスピーディな施工が可能です。